2014年11月22日土曜日

古武術バスケの考察 その1

DVD付 古武術for SPORTS いきなりスポーツが上手くなる! (よくわかるDVD+BOOK SJテクニックシリーズ)
を購入し、今一度古武術バスケを再考、試している。


こちらがこの書籍の目次。

  1. 立つ姿勢
  2. 姿勢の力
  3. 膝の抜き
  4. 肩甲骨
  5. 股関節
  6. 受け身
  7. 棒、杖
  8. 走り方
  9. スポーツへの応用
一見、6、7はバスケには関係なさそうだなと見える。
しかし、実際に読み、DVDを見てみると必ずしもそうとは言えない。
もちろんバスケに直接関係ないのだが、古武術の動きをマスターする為には
必要な動きであることがわかる。

とはいえ、すぐ着手できそうだなと感じたのはやはり1、2だ。
日頃の姿勢、そして通勤時の歩き方をまず変えてみている。

書籍の中では、一本歯の下駄を履いているイメージで立つこと、
体を前に倒した力を利用して歩くことを例に挙げている。
足で踏ん張って踏み出すのではなく、倒れ込むのとほぼ同時に
足を前に振り上げるイメージ。
使う筋肉は腿上げで使う腸腰筋のみ、か。

確かにこの動き方はふくらはぎや臀部の筋肉をそこまで使うことが無い。
痛めていたアキレス腱も痛くない。
歩く分には確かに良い。

章は飛ぶが、8章にこの倒れ込みを応用した「走り方」が解説されている。
いわゆる「なんば走り」だ。
体力を使わずに長時間は知り続けることができる、というが
初めてやってみるとそうは続かないと思う。
普段使っていなかった腸腰筋がきつくなるからだ。
それと、使っているつもりはなくても、一瞬片足になったときに
臀部の筋肉あたりにある程度の負担はかかっている気がする。

しかし確かに、すべて自分の筋力で走るよりも
倒れ込んだ力を横向きのベクトルに帰るこの走り方の方が
体力は使っていない気がする。
しばらく通勤やランニングの際、意識して続けてみようと思う。

その上で、バスケの試合中にこの走り方ができるかどうか、
次回触れてみようと思う。

2014年11月10日月曜日

古武術バスケに活路はあるのか

何年か前、一時期話題になった古武術バスケ。
東京都の都立高校、桐朋高校が少ない練習時間、
私立高校のように人を集められない人材状況の中、
古武術の動きをバスケに取り入れることで克服し、
東京都を制覇、WinterCupベスト16まで上り詰めた、という話。

本も出版されており、当時社会人になってバスケから離れていたものの、
気になって書籍は購入した。
当時購入した本はこちら。
古武術バスケットボール―桐朋高校の身体運用法の取り組み (日本文化出版ムック)
  • ねじらない
  • 踏ん張らない
  • 蹴らない
  • うねらない
  • ためない

そのキーワードに興味が沸き、実際に動きを真似てみたが
とても実践に取り入れられるレベルではなかった。

省エネルギーで走ることができる「なんば走り」、
予備動作のないパスを実現する「肩甲骨パス」、
効率的な打ち方で遠くに飛ばすことができるという「肩甲骨シュート」、
どれもそれっぽいが、実際にできるようになる為の練習方法は書いてなかった。

その後、桐朋高校が全国で活躍するという話も聞かなくなり、
気に留めることも無くなった。

先日ふとしたときに
「そういえば古武術バスケってその後どうなったんかな」
とインターネットで検索してみた。

コーチ金田氏は今も健在のようだが、特に新しい情報は出てこない。
やはり一過性のものと思ったが、以下の書籍を新たに発見した。
DVD付 古武術for SPORTS いきなりスポーツが上手くなる! (よくわかるDVD+BOOK SJテクニックシリーズ)

Amazonの購入者レビューを見てみると、具体性があるように見受けられた。
DVDも付いていてわかりやすそうだ。
俄然興味が沸き、即時購入した。

次回以降、本書を読み、実際に動きを試してみた結果を纏めてみようと思う。



人気の投稿